1991-06-26 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第8号
○説明員(御巫清泰君) 五十八年に港湾計画がつくられたわけでありますけれども、その後、漁業者等との調整がございまして少し時間を費やしましたが、平成元年から港湾工事に着工いたしております。 現在は、平成五年をめどに作業基地の整備を終えようということで進めておりまして、本年度からは東防波堤の現地工事に着工いたしております。平成十年には第一船を入港可能なようにしたいという地元の御要望もよく承知しておりまして
○説明員(御巫清泰君) 五十八年に港湾計画がつくられたわけでありますけれども、その後、漁業者等との調整がございまして少し時間を費やしましたが、平成元年から港湾工事に着工いたしております。 現在は、平成五年をめどに作業基地の整備を終えようということで進めておりまして、本年度からは東防波堤の現地工事に着工いたしております。平成十年には第一船を入港可能なようにしたいという地元の御要望もよく承知しておりまして
○説明員(御巫清泰君) 常陸那珂港についての御質問でございますけれども、常陸那珂港整備の基本的目的は、東京への一極集中を是正するという意味で、特に首都圏物流の合理的な再編ということを目指すというのが一つございます。そして同時に、茨城県を初めとする北関東地域の経済発展を支えるという意味もありますし、さらに同時に、東京湾諸港の混雑緩和あるいは海上交通の安全確保に資するという目的を持っていると思っております
○政府委員(御巫清泰君) 昭和六十年に「二十一世紀への港湾」というものをつくりましたけれども、それは従来、ややもすれば港湾の機能のうちの生活という部門に力点を置くことができなかったという反省がございまして、「二十一世紀への港湾」の中では、物流、生産、生活という、こういうようなものが調和よくバランスのとれた総合的港湾空間、これをつくっていくんだということを強く意識したわけです。既に、そのときに生活という
○政府委員(御巫清泰君) 二十一世紀に向けて我が国は、国際化、情報化、都市化というものが進展している、こういう中で港湾の長期的な整備政策はいかにあるべきかということをつくって持っていなければいけないわけでありますけれども、昭和六十年にこれに対応いたしまして「二十一世紀への港湾」という長期的な港湾整備の考え方を取りまとめたところでございます。 この内容を簡単に申し上げますと、物流、産業、生活という、
○政府委員(御巫清泰君) この港湾整備緊急措置法は昭和三十六年につくられておりますけれども、昭和三十五年に制定されました国民所得倍増計画、これを受けまして、「港湾整備事業の緊急かつ計画的な実施を促進することにより、経済基盤の強化を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」ということでつくられたわけであります。 その後、時代の要請の変化に緊急かつ計画的にこたえながら、七次にわたってその
○政府委員(御巫清泰君) 先生おっしゃいますとおり、五カ年計画の案の中で日本海地域を特に取り上げてどうこうするというふうな説明がないということはそうでございますけれども、このように日本海をめぐるいろいろ国際潮流が変わっている、そして、過去において日本海時代というようなことがたびたび言われたけれども、いよいよそれが本格化するかというような認識を私ども持っております。対岸との貿易あるいは交流というような
○御巫政府委員 昭和三十六年の第一次から現行の第七次まで、いろいろそのときどきの経済計画あるいは国土計画を上位計画といたしまして五カ年をつくり、経済社会情勢の変化に対応して計画の実施に努めてきたということでございます。 各五カ年計画における重点施策、それにどういう問題の解決を図ってきたかというのを非常に粗っぽく申し上げますと、第一次、これは昭和三十六年でございますけれども、それから第二次が昭和四十年
○御巫政府委員 お答えいたします。 第一次の計画から第七次までの五カ年計画、これが現在行われたわけでありますが、その総投資実績額、これは名目の累積でありますけれども十一兆七千億になります。
○御巫政府委員 ただいまの甲藤先生の、本で指摘されているような事実は、そう詳しくは承知しておりませんけれども、付近にその断層の一部が露出しているところがあるということは聞き及んでおります。ただ、それは、今おっしゃいました手結港の新しいプロジェクトのところとは少し離れていると思いますが……。
○御巫政府委員 お答えいたします。 船から陸揚げされます廃棄物は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律というのがございますけれども、これによる廃棄物に該当するということで、この処理を行う者は排出者である船舶の運航事業者それからこれの処理担当部局である市町村ということになります。 現在、どういうことになっているかといいますと、船舶による海洋汚染の防止のための国際条約がございまして、六十三年末からこの排出規制
○御巫政府委員 この第八次の港湾整備五カ年計画をつくるに当たりましては、長期的に港湾整備の方向というものをどうするかということをかなり前広に考えてまいりました。昭和六十年に「二十一世紀への港湾」という考え方、これは総合的港湾空間をつくっていこう、あるいは港湾のネットワーキングというものを充実しよう、こういうような内容でございましたけれども、それをさらにその後の事情を、世の中の変化を踏まえまして、昨年
○御巫政府委員 第八次の港湾整備五カ年計画、ただいまいろいろ作業中の段階でございますけれども、三月の初めまでに閣議了解をいただくということをいたしまして、それから今国会にお願いいたしておる、これは港湾整備緊急措置法の一部の改正が必要でございますが、その改正の御審議をお願いし、そして港湾審議会の御意見もちょうだいするということが手続的にはございまして、その審議会での議論を経て、そして秋には閣議決定をいただきたい
○御巫政府委員 調整費全体の、各五カ年計画の総枠というものが、例えば港湾でいいますと今度五兆七千億、こういうようなことでありますけれども、その中には、いろいろな事態の変化に対応して使うべく調整費というものが入っております。前回も入っておりますが、今回もそれが予定されているところでございます。
○御巫政府委員 私がお答えすべきものかどうかわかりませんけれども、私の知っている限りではそういう人工島はないような気がいたします。郵政省で御検討になっている東京湾における人工島というものはないのではをいかと思います。
○御巫政府委員 そのフィージビリティースタディーの中で、環境に与える影響も一応の段階の調査をしております。今手元にそういう数値を持ち合わせておりませんけれども、そこで環境に与える影響がそう大きいものではない、軽微であるというふうに方向が出ておりますけれども、これを実際に具体的に具体化していくときには、さらに詳細な環境影響アセスメントということをやる必要があろうかと思っております。なお、まだ構想の段階
○御巫政府委員 木更津沖の沖合人工島の構想についての御質問でございますけれども、この構想は数年前に調査を開始いたしたわけで、六十一年からでございますけれども、そしてその目的はいろいろございますが、その一つは、台風等の荒天時に東京湾内の船舶の避泊地が不足する、それにどういうふうに対応できるかということが一点、それから、今後ニーズが非常に高まってまいります大水深バース等の整備をそこにしていこう、三つ目には
○政府委員(御巫清泰君) 御質問の第八次港湾整備五カ年計画でございますけれども、現在その策定作業中でございます。物流の高度化とかあるいは国民生活の質の向上という要請にいかに対応するかということを考えております。このため、輸入関連インフラの整備を初め、豊かな生活を実現するためのウオーターフロントの整備に重点を置いた施策体系ということで新しい五カ年計画をつくっていきたいと思っておりますが、まず輸入関連インフラ
○政府委員(御巫清泰君) 海面上昇に伴いまして、港湾、海岸、この辺に非常に大きい影響が出てくるということは十分考えられるわけでありまして、その影響がどの程度あるか、その対策がどれくらいできるかということを順次勉強してきております。 平成元年では、その被害規模がどのくらいになるかという観点からはんらん域の面積でありますとか、あるいはそれに対する必要な対策費はどれくらいになるかということを勉強いたしまして
○政府委員(御巫清泰君) 港湾は国全体あるいは地域の経済、交通あるいは生活というものに非常に密接な関係を有している社会基盤でございます。現在の第七次五ヵ年計画、これを鋭意推進しておりますけれども、これに引き続いて第八次も港湾整備を充実していきたい、こういうふうに思っております。とりわけその中身といたしましては、特に最近製品輸入の急増ということがございます。これに対応して外貿コンテナターミナルあるいは
○御巫政府委員 東京湾内には六つの港、それから東京湾の湾口航路というのがございますけれども、この全体をどういうふうにするかというのが東京湾の全体計画を考えるということであろうかと思います。 私どもでは、港湾法に基づきまして「港湾の開発、利用及び保全並びに開発保全航路の開発に関する基本方針」、通常基本方針と言っておりますけれども、これを定めております。これに基づいて、六つの港湾がございますが、個別の
○御巫政府委員 六十一年からフィージビリティースタディーをやってきておりまして、その結果、構想としては非常に有望である、いい構想であるというのが次第に明らかになりつつありまして、いずれ関係自治体等との調整が整えば進めていくということになろうかと思います。
○御巫政府委員 木更津の沖合の人工島の構想でございますけれども、台風時等の荒天時における東京湾内の船舶の避泊地を確保するとか、あるいは今非常にニーズの高まっております大水深バース、港湾施設ですが、あるいは海洋性レクリエーションに対応するための施設、あるいは国際交流に資するための施設というようなことを整備するということが主目的でありまして、これを昭和六十一年から運輸省におきましてフィージビリティースタディー
○御巫政府委員 大船渡湾、大船渡港のお話でございますけれども、大船渡湾全域がほぼ港湾区域というような大きい港湾でございますけれども、これの整備につきましては、先生のおっしゃいますように港湾計画をしっかり立てまして、開発とか環境保全とかあるいは安全とかそういう面から十分な内容を持ったものを策定してきております。 ただ、現在大船渡港につきましては、新たな港湾計画をつくろうということでありまして、港湾管理者
○政府委員(御巫清泰君) 港湾整備事業につきましては調整費がございますが、これは全体に使うものでございますけれども、仮にその全額を港湾整備事業に割り振って計算をいたしたといたしますと、平成二年度末の見込みで八二・九%の達成率になります。
○政府委員(御巫清泰君) 資料の五ページにございますが、注にございますように、計画策定時に推定されておりました国費は四〇%程度、地方費は五五%程度、財投等が五%程度でございました。実績の方でありますけれども、表の小計の欄、合計というところがございますけれども、そこにございますように国費が四〇・四、地方費が五六・〇、財投等が三・六、こういうことでございます。
○政府委員(御巫清泰君) 港湾整備五カ年計画の規模及び進捗状況について申し上げます。 第七次港湾整備五カ年計画の港湾整備事業の投資規模は総額で二兆五千五百億でございまして、これの実績見込みが二兆七千六百八十六億で、進捗率は一〇八・六%となります。
○御巫政府委員 これは、正当な手続でやれば埋め立てに類する行為ということになると思います。(加藤(繁)分科員「これにかかわるということですね」と呼ぶ)はい。
○御巫政府委員 時系列的に申し上げますと、関西物産に水域占用許可をしておりますね。これが七月でございますけれども、その後、私ども運輸省の方にこの事実関係の説明に地元市から見えているということでありまして、その説明を受けたときにはもう既に水域占用許可を出した後でございますけれども、こういうことはその一点をとらえて見れば非常に不適切ではないのかということで、正当な手続でもってそれから以降の手続を進めてくださいという
○御巫政府委員 とりあえず事実関係を申し上げます。 ただいまお話のございました坂出市の管理しております木沢港でありますけれども、ここで、今お話にありましたような坂出養魚あるいは関西物産というような関係でいろいろな事実が起きております。そこで、公有水面の埋立免許ということに絡んでくるかと思うのですけれども、この公有水面の埋め立てがまだ、正当な手続で行う、こういう必要があるわけですけれども、この埋立免許
○御巫政府委員 臨海部の再開発というものはなかなか難しい面もございます。そこで、こういう再開発を行うに際しましては、開発プロジェクトの構想づくりという段階から調査をやらなければいけません。例えばポートルネッサンス21というような調査の仕組みがございますけれども、そういう調査をやってまいりますときに地元の港湾管理者が中心になって調査を進められますが、そのときに例えば委員会方式をつくるとかということで、
○御巫政府委員 大阪湾の臨海部の開発というものにとりまして、環境をいかに保全するか、あるいは環境を造成、つくっていくかということが非常に重要であると思います。現在私ども、環境保全の問題につきましては、環境の悪化した地域におきます汚泥の除去、あるいはそこに浮遊しております油とかごみの除去というようなことを鋭意やっておりまして、よりよい環境をつくっていきたい、こういうふうに思っております。 また、そういう
○御巫政府委員 お答え申し上げます。 堺泉北港等いろいろと大阪湾に多数の港がございますけれども、臨海部の再開発プロジェクト、これにつきましては、地元に第三港湾建設局というのがございますけれども、ここにおきましてこの湾の開発利用、保全につきまして大阪湾長期構想というようなものを勉強中でございます。昨年十二月より学識経験者から成ります懇談会等を設けまして、その御意見をいただきながら、いろいろな方面からの
○御巫政府委員 お答え申し上げます。 第一の御質問でありますけれども、テクノスーパーライナーと申しますか、超高速貨物船が二十一世紀へ向かってできるだけ早い時期に実現さすべく現在研究が進められている時期でありまして、非常に夢のある、またでき上がれば物流に非常に革命的な変化をもたらすであろうというふうに思っておりますが、先生のおっしゃいますように、今の港湾そのままでそういうような超高速船が出てきたときに
○御巫説明員 お答えいたします。 現在、私ども港湾関係の民活プロジェクトは四件、整備計画の認定を行っております。そのうちMM21につきましては、国際見本市場あるいは国際会議場ということにつきまして六十三年中に着工し、六十六年には運営開始、こういうような予定になっております。また釧路でございますけれども、釧路についてはフィッシャーマンズワーフというものが具体化しつつありまして、れんがづくりの倉庫もございますけれども
○御巫説明員 先生のおっしゃいますとおり、いろいろと世の中の事象は二十一世紀に向けて変わってきております。国際化とか情報化とか、あるいは価値観の多様化等いろいろなことが出ておりますし、ウオーターフロントにいかに親しむか、いかにそれを有効に利用していくかという要請もますます強くなっているところであります。 ウオーターフロントは、物流空間あるいは産業空間、そして市民が憩い楽しむ場所というような多様な利用
○説明員(御巫清泰君) 先ほども申し上げましたけれども、多極分散型国土を形成していくためにやはり高速交通体系のネットワークということが非常に重要な役割を果たすということで、交流ネットワーク構想の中の重要な位置づけになっておりますけれども、中部圏におきましても当然いろいろ重要な幹線道路がございます。そういうものは十分検討いたして方向づけをしていきたい、こういうふうに考えているところでございます。
○説明員(御巫清泰君) 地方の振興という中で、東京圏、関西圏、そしてその他の地方というような形でそれぞれ地域の役割ないしは方向というものも書き込もうといたしておりますけれども、地方が非常に困った状態にある、それを何とかしなければいけないというような意味で北海道とか北東北というような面に重点を置いているということが一つございます。さらに、名古屋圏につきましては、世界的な水準にある産業技術というようなものが
○説明員(御巫清泰君) ただいまお話ございましたように、現在四全総の国土庁試案、昨年の十二月一日に審議経過報告を計画部会がお出しいたしましたけれども、それから以降、関係地方公共団体、関係団体、それから各省等、いろいろと意見調整を進めてまいりまして、ようやく最終段階に参りました。明日国土審議会に御提示申し上げると、こういう段階にようやく参ったわけでございますけれども、その中でやはり東京一極集中、これが
○御巫説明員 四全総につきましては、ただいま鋭意策定作業中でございます。 その中で、国土の均衡ある発展ということで、多極分散型の国土を目指そうということから地域づくりを非常に重視をいたしておりますけれども、民間活力を大いに活用していこう、こういう位置づけを四全総の中でいたそう、こういうふうに考えているところであります。
○御巫説明員 志布志港の開発に対する影響というのはまずないのではないか、こういうふうに考えてはおりますけれども、これは念のためちゃんとその動向を見きわめて、必要ならば対策をとるのがよいのではないか、こういうふうに考えておるところでございます。
○御巫説明員 志布志港の防波堤の配置、その形、あるいは埋め立てに伴います護岸岸壁の構造物、これは反射の少ない構造になっている等のことから考えまして、志布志港の建設そのものがその浸食に大きい影響を与えるというようなことはまずないのではないかと思っておりますが、県においては、その点、なお様子を見るために、従前から汀線の変化の様子の観測を繰り返しているというところでございます。
○御巫説明員 ただいま御質問のございました志布志湾の奥の砂浜の安定性でございますけれども、一般的には、あの砂浜の志布志寄りの北側でございますけれども、この辺は浸食、堆積を繰り返しておりまして、さらに南の方の波見寄りの方、これは浸食、堆積の程度が低い状態になっている、こういうことでございます。 それで、先ほどお話のございました通山、押切海岸、ここにつきましては、昨年八月の十三号台風、これが志布志湾の
○御巫説明員 この事業団によります調査報告は、ただいま局長から御返事がございましたように、五者共同声明に基づいて事業団が自主的に行われたというふうに理解をいたしておりまして、私どもの方に事前に正式にそういう御相談があったというわけではございません。
○御巫説明員 ただいま先生御指摘になりましたように、いろいろな条件が想定されたとおりに動くということになりますれば十分その取扱貨物量が出てくる、また企業の立地も行われるということでございまして、やはり地元におきます関係諸機関、いろいろ努力を払ってその目標を達するようにしなければいけないのではないかと思っております。
○御巫説明員 中城湾の港湾計画につきましては、沖縄県におきますいろいろな各種の御調査、それから港湾審議会における議を経、かつ昨年初めにおきましては中央港湾審議会においてこの港湾計画が審議をされたわけでございますけれども、流通加工型の港湾、流通拠点港湾としての機能、さらには既存立地企業の移転の場所あるいは新規企業の立地というようなことを想定いたしまして、その港湾施設整備を行うという基本的な方針を立て、